天才声優・関智一さん
フリーランス声優のゴタビです。
感染症が蔓延し、地域によっては緊急事態宣言下でフリーで仕事をしている人間にとっては非常に厳しい状況が続いていますね。
そんな中でもセリフやナレーションのお仕事等で、テレビ局や企画会社、各方面からご指名頂いて呼んで頂けることに感謝するばかりです。
さて、タイトルの関智一さんが天才肌と言いますか、もはや天才そのものであるという件について。
私の憧れの声優さんでもあり、出身養成所の大先輩でもあります。もしゴタビに知名度があって、ファンが居ると身バレしてしまいそうなものですが、その心配が無いというのもそれはそれで淋しいですね。
関智一さんの数ある伝説の中で、私自身も教わっていた講師のお師匠様がいらっしゃいまして、関さんも若かりし頃、その方の授業を受けられていたんですね。
しかしながら、猛特訓をせずとも選抜制で主役をあっさり取れてしまう演技力やポテンシャルを備えていたこともあってか、関さんは授業をサボって養成所近くのゲームセンターに通っていたそうです。
同期の方達は血の滲む様な稽古を積み重ねていた筈、スタートラインは同じ筈なのに一人飛び抜けていたのは天才と言う他ありません。
その後、お師匠さんに呼び出され、「お前程の才能がある者が努力をしないのは勿体無い、声優を志した時の自分に謝りなさい」と諭され、本気で訓練し始めた、そんなエピソードが残っています。
『天才×努力=レジェンド声優』
こうなって来ると、誰も勝てる者は居ません。
私自身が凡才だからか、このエピソードが大好きです。
亀は亀なりに一歩ずつ前進して参ります。