配信ライブは廃人へのダイブ?
皆さん、こんにちは!フリーランス声優のゴタビです。
声を仕事にするならと、最近巷で話題の配信ライブというものを幾つか試してみました。
上記リンク先の記事の通り、自分でブログに書いておきながら触り程度という訳にはいかないですよね。
実際に様々な配信アプリで本気モードのライブを敢行、顔出しの際は背景や服装にも気を遣わなくてはなりません。逆に声だけに特化したアプリは、極論、寝起きでも声さえちゃんと出ていればバレませんでした。
十代の若者がコラボ突撃をして来て、山手線ゲームをしたりもしました。
ネットでは当たり前の様に行なわれている声の劇をやったりもしました。
民度が低いアプリもありましたが、良い人が多く、意外と楽しめました。
おうち時間の暇潰しには丁度良いのかもしれません。
ただ、やはり本格的に稼ぐには向いていないなと改めて確信しました。
少なくとも私の様に、撮影クルーと一緒に現場に行って演技をしたり、スタジオのブースに入って収録をしたりする者にとって、頑張りに頑張って投げ銭課金アイテムの取り分2000~3000円では副業どころかアルバイトにすらならない。これが正直な感想です。
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こちらのサイトに登録されているボイスコーポレーター、略してボイスコ。声の提供者、所謂ネット声優と呼ばれる方々です。ギャラの感覚としては、ネット上で全てが完結する安価な案件にも遠く及ばない印象ですね。
逆に考えれば、既に知名度のあるアイドルやインフルエンサー等の有名人が新たなファンを獲得する手法として、既存のファンとコミュニケーションを取る為のツールとして、特に現在の感染症蔓延の状況を考えた時、ライブ配信アプリは非常に適していると思います。
何人もの人とやり取りをしている中で聞いた話によると、人気ライブ一覧に載る為に、別アカウントを作って本アカウントに重課金する配信者も少なくないとのこと。
どんな形にせよ、課金されるのはアプリ運営サイドにとっては万々歳でしょうが、副業目的の人にはあまりにもメリットが少なすぎる。
これでは副収入を得るどころか、ただの自己満足の為に浪費を続け、廃人への道を辿ってしまいかねません。
ここまで挙げてきた数少ない適合者に該当する人以外は、配信で知らない誰かと出会い、繋がりを広げて楽しむものと割り切った方が良さそうです。
君には何かが足りない
どうも、フリーランス声優のゴタビです。
タイトルの一言、とあるイベント現場で地元の大物タレントさんから面と向かって言われた言葉です。
本音は悔しいんですけどね、その通りだなと認めざるを得ませんでした。
自分で思っている以上に、業界ではそこそこ顔も名前も知られて来たらしい。
それなら撮影現場の見学に行って、制作関係者の皆様にご挨拶すればまた新たな何かに繋がるのではないか。
が、しかし、「そういう問題じゃないんじゃない?」と。
「ここまで来たら、後は局の誰かに呼ばれるかどうかだけなんだから、見学とか挨拶とか紹介とかじゃなくてさ、君に何かが足りてないだけだと思うんだよね、オレは」
いや、仰る通りです。ぐうの音も出ないとはまさにこのこと。
一時期は一千万プレイヤー(実際はそれ以上の年収)と言われていたタレントさんの発言、結果を出しているからこその重みというか、説得力がありました。
ただ、こういう経験、悔しさが確実にバネになるものなんですよね、実際。
ちょっと考えれば、上っ面で「そうだね、またスケジュールが合う時にでも」なんて言われるのが当たり前の業界。感謝しても良いくらいの出来事だなと。
この人だって色んな思いをしながら今の位置に居るんだ、御本人がそんな簡単な世界じゃ無いと一番理解している筈。
今の私は「積極性は常に忘れずに、その上で果報は寝て待て。静かに牙を研ぎながら」、そう心がけて日々を過ごすようにしています。
無駄な経験なんて一つもありません。全てが点と線で繋がる様に出来ている。
天才声優・関智一さん
フリーランス声優のゴタビです。
感染症が蔓延し、地域によっては緊急事態宣言下でフリーで仕事をしている人間にとっては非常に厳しい状況が続いていますね。
そんな中でもセリフやナレーションのお仕事等で、テレビ局や企画会社、各方面からご指名頂いて呼んで頂けることに感謝するばかりです。
さて、タイトルの関智一さんが天才肌と言いますか、もはや天才そのものであるという件について。
私の憧れの声優さんでもあり、出身養成所の大先輩でもあります。もしゴタビに知名度があって、ファンが居ると身バレしてしまいそうなものですが、その心配が無いというのもそれはそれで淋しいですね。
関智一さんの数ある伝説の中で、私自身も教わっていた講師のお師匠様がいらっしゃいまして、関さんも若かりし頃、その方の授業を受けられていたんですね。
しかしながら、猛特訓をせずとも選抜制で主役をあっさり取れてしまう演技力やポテンシャルを備えていたこともあってか、関さんは授業をサボって養成所近くのゲームセンターに通っていたそうです。
同期の方達は血の滲む様な稽古を積み重ねていた筈、スタートラインは同じ筈なのに一人飛び抜けていたのは天才と言う他ありません。
その後、お師匠さんに呼び出され、「お前程の才能がある者が努力をしないのは勿体無い、声優を志した時の自分に謝りなさい」と諭され、本気で訓練し始めた、そんなエピソードが残っています。
『天才×努力=レジェンド声優』
こうなって来ると、誰も勝てる者は居ません。
私自身が凡才だからか、このエピソードが大好きです。
亀は亀なりに一歩ずつ前進して参ります。
シン・クロちゃん
フリーランス 声優のゴタビです。
今回はまた芸能ウラ話的な記事を書いていきます。
近年ではピンでのテレビ出演が目立ち、感染症が流行る前はイベントの営業で大忙しだったという安田大サーカスのクロちゃん。
皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
大人気バラエティ水曜日のダウンタウンでの密着企画やモンスターハウス、はたまたツイッターでのナルシストな自撮り写真、徹底的にイジられるキャラクター等々。
企画会社の社長さんやイベントプロモーターの方々からお話を伺うと、テレビや営業の舞台上で見せる顔とは全く異なる人間性が見えて来ます。
曰く、売れっ子であんなに周囲に気遣いの出来る真摯な芸能人は中々居ない。
曰く、礼儀正しくて誰にでも丁寧に接してくれるからまた一緒に仕事をしたい。
私が知る限り絶賛の嵐です。
悪い噂を聞いたことが無い。
現場で直接関わって一気に好きになったと言う業界関係者がとにかく多い。
私がブログに書くくらいですから、口コミではもっと広まっていることでしょう。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
第一線で活躍し続ける人は、カメラ前や舞台の表側で実力や持ち味を存分に発揮して、そうでない場での態度や行動も超一流なんですね。
ライバー(配信者)は職業になり得るか
フリーランス 声優のゴタビです。 今、このご時世ということもあり、自宅に居ながら稼げないかと副業を探している、中には既に始めているという人もいらっしゃるでしょう。 「ライブ配信者(所謂ライバー)が新たな職業になる!」と、お決まりの謳い文句。そんな配信アプリの広告がネット上の至る所で散見されますね。
先に結論から言うと、テレビ番組出演実績多数で知名度がある人、YouTubeなりInstagramなりで既にインフルエンサーと呼ばれる程の人気がある人、数万人のフォロワー(顧客)を持つ人、すぐに噂が広まるくらい飛び抜けてルックスの良い人にはおすすめです。 そうでない人にとっては職業どころか副業にすらならない可能性大と言えます。 アプリ運営がその仕組みでマネタイズする為には、視聴者にアイテムを購入させて、ライバーに贈らせなくてはなりません。それが必須条件です。 例えばですが、街中でお喋りしたり特技を披露している人に、道ゆく人達が次々投げ銭でお札を渡すでしょうか? 企画を立ててBGMを流しながら特技を披露する、ダイレクトでも遠回しにでも視聴者に対して課金を要求する、これを毎日出来るメンタルやアイディアがある人は、別な何かに生かせると思います。 もちろんネガティブなイメージばかりでなく、ごくわずかながらチャンスを掴む人も存在するかもしれません。 もし、副業や職業にと真剣に考えている人は、少し考え直してみては如何でしょうか。 逆に知名度があって沢山のファンがいらっしゃる方は今すぐにでも始めてみて下さい。
アニメ仕事に強い声優事務所の具体例
前回のブログ ↓ https://tejoroblog.hateblo.jp/entry/2021/06/01/123436
では実際にどの養成所がそうなのか、幾つか抜粋してサイトURLを貼り付けておきます。
日本ナレーション演技研究所 https://nichinare.com/sp/index.html アーツビジョンという老舗の大手事務所が母体となっており、入所の際に特待生として迎え入れられた方が人気声優になっていく傾向にあります。 ゴタビが尊敬する大先輩の皆様もこの養成所からアーツに所属し、カリスマ声優になられた方が多いです。
スクール・デュオ http://www.school-duo.com/ こちらも同じく、賢プロダクションという老舗の大手事務所付属の養成所ですね。 会長は故・内海賢二さん。北斗の拳のラオウや魔法使いサリーのパパ等、数多くの大人気アニメで存在感を示して来られた声優界のレジェンドです。 ゴタビの同期や先輩も所属していて、確固たる実力があればアニメ作品で活躍出来ることでしょう。
青二塾 https://www.aonijuku-tokyo.jp/ やはりこちらも青二プロダクションという老舗の大手事務所付属の養成所で、スパルタ指導で知られています。 舞台俳優としても通用する表現力を身に付けられるカリキュラムに定評が有り、劇団の色が強い様に思います。 日舞や洋舞が必須科目なので、授業の中で特技が身に付くのも特徴です。
俳協ボイス、81アクターズスタジオ、シグマ・セブン声優養成所、その他にも本当に多数の養成所が有ります。 声優のギャラは基本的に年功序列制、金銭面が一番の壁となって立ちはだかる可能性も大いに考えられます。 恵まれた裕福な家庭の方、社会人で夢を叶える為にお金を蓄えて来た方は特に問題ないかと思いますが、そうでない方はご家族や周囲に良く相談して決断されることをおすすめします。
アニメ声優になるにはどうすべきか
フリーランス声優のゴタビです。
一概に声優と言っても、その全てがアニメのアフレコという訳ではありません。
私自身が頂く声の仕事は、主にナレーションや吹き替え、出演者さんの代読、朗読寄りのセリフ等が圧倒的に多いです。
端的に言ってしまえば、フリーランスで直オファーを受けて仕事をするスタイルの場合、地上波全国区でテレビ放送されるアニメーション作品のアフレコ案件はほぼ入って来ることはないと思って下さい。
もし世間一般で言うアニメ声優になりたいのであれば、アニメ制作会社へのパイプがあり、そういった案件のオーディションを取って来れる事務所への所属が必須です。
長い期間を掛けて信頼関係が築かれており、有名アニメ作品のアフレコ実績を持つ声優が多数所属する事務所、又はそういった事務所から独立したマネージャーが代表や管理職を務める事務所ですね。
いきなり事務所所属は難しいので、先ずはそれらの事務所付属の養成所を探して、入所することがアニメ声優への第一歩になります。
デビューから売れるまでは長い道のりですが、絶対になるんだという強い意思を持って挑戦あるのみです。