君には何かが足りない
どうも、フリーランス声優のゴタビです。
タイトルの一言、とあるイベント現場で地元の大物タレントさんから面と向かって言われた言葉です。
本音は悔しいんですけどね、その通りだなと認めざるを得ませんでした。
自分で思っている以上に、業界ではそこそこ顔も名前も知られて来たらしい。
それなら撮影現場の見学に行って、制作関係者の皆様にご挨拶すればまた新たな何かに繋がるのではないか。
が、しかし、「そういう問題じゃないんじゃない?」と。
「ここまで来たら、後は局の誰かに呼ばれるかどうかだけなんだから、見学とか挨拶とか紹介とかじゃなくてさ、君に何かが足りてないだけだと思うんだよね、オレは」
いや、仰る通りです。ぐうの音も出ないとはまさにこのこと。
一時期は一千万プレイヤー(実際はそれ以上の年収)と言われていたタレントさんの発言、結果を出しているからこその重みというか、説得力がありました。
ただ、こういう経験、悔しさが確実にバネになるものなんですよね、実際。
ちょっと考えれば、上っ面で「そうだね、またスケジュールが合う時にでも」なんて言われるのが当たり前の業界。感謝しても良いくらいの出来事だなと。
この人だって色んな思いをしながら今の位置に居るんだ、御本人がそんな簡単な世界じゃ無いと一番理解している筈。
今の私は「積極性は常に忘れずに、その上で果報は寝て待て。静かに牙を研ぎながら」、そう心がけて日々を過ごすようにしています。
無駄な経験なんて一つもありません。全てが点と線で繋がる様に出来ている。